Rev. Gary Davis
驚くべきテクニックとドライブ感が素晴らしい。Stefan Grossmanが師と仰ぐブルースマン。ギターテクニックが有名ですが、しわがれたボーカルもなかなかのものではないでしょうか。
- "From Blues to Gospel" Biograph(BCD123)
レバレンドの名に恥じない一枚。ギターワークもさることながら、しわがれたボーカルが素晴らしい。 - "O,Glory" Genes(GCD9908)
ゴスペルを集めた一枚。"Slippin' Til' My Gal Get In"はStefan Grossmanと話をしながらのインストです。そのほかにもピアノやバンジョーを弾いている曲も含まれています。タイトルになっている"O,Glory"は素晴らしい! - "Blues & Ragtime" Shanachie(97024)
ラグタイムギターファン必聴のオムニバスアルバム。Stefan GrossmanによるTAB譜もついています。日本ではP-VINEからPCD-3109で出ています。これをツーフィンガーで弾けますか? - "Say No To The Devils" Prestige/Bluesville(BV-1049)
1961年、Davisが65才の時の録音です。 - "I Am A True Vine" Heritage(HT CD 07)
1962年から1963年にかけてStefan Grossmanによって録音されたアルバム。ジャケットでは6弦バンジョーを弾いている姿(サングラスもかけていない!)を見ることができます。バックコーラスやサイドギターが入っている曲があり、かなり白人ぽい音になっていますが、それなりにこなしてしまうのもDavisならではないでしょうか? - "At Newport" Vanguard(VMD73008)
1965年のニューポート・フォークフェスティバルでのライブ盤。70才にもなろうかとする人間のプレイとは思えない。"Somson And Delilah"のパワー、"You Got To Move"の縦横無尽さ、"Twelve Gates To The City"の色っぽさ、"I Will Do My Last Singing In This Land Somewhere"の優しさ…ストリートシンガーDavisを堪能できます。 - "Pure Religions and Bad Company" Folkways(SF40035)
このアルバムに収録された"Candy Man"は他のどの演奏よりも美しい。 - "At The Sign Of The Sun" Heritage(HT CD 03)
"When The Saints Go Marching In"は聞きものです。 - "Live & Kickin'" Justin Time(JAM9133-2)
1967年のカナダでのライブアルバム。 録音状態が良くないのは惜しまれます。語りの部分も含まれ、これはこれで味のあるアルバムになっています。"Maple Leaf Rag"はDavis調で。 - "Harlem Street Singer" Prestige/Bluesville(OBCCD-547-2)
Davisに一番よく使うキーを尋ねると、"I play all over the guitar !"と答えたそうです。このアルバムでは彼の「聖なるブルース」を楽しめます。 - "The Complete Eary Recordings" Yazoo(2011)
1935年、彼が39才の時の演奏が聴けます。ギターや唄に荒削りなところがありますが、往年の演奏を彷彿とさせるものもあります。 年を追う毎に磨きがかかっていった演奏を聴き直すと彼のすごさが良くわかります。