Medina Artigas 630-3PM

今まで多くのクラシックギター弦を試しましたがどれも3弦の響きが今一つで、これぞというものが見つかりませんでしたが、しつこくネットを調べていたら3弦が巻弦になっているセットを見つけました。

メーカーコメント

名曲「禁じられた遊び(愛のロマンス)」の伝説の奏者ナルシソ・イエペスも愛用していた弦を製造している南米を代表する弦メーカー。
メディナ・アルティガスは、アルゼンチンのブエノスアイレスで1972年に創業したナイロン弦ギターの本場南米最大級の弦メーカーです。 材料は、全てアメリカやヨーロッパ産の最高級素材を使用しながら熟練職人が丁寧に製造しています。 チャランゴなどの南米民族楽器の弦メーカーとしても随一の規模とクオリティーを誇ります。

アルゼンチンのメーカーだそうでイエペスも3弦が巻弦のセットを使っていたようです。スチール弦の場合は1、2弦のみプレーンで、3弦から6弦は巻弦になっているものがほとんどです。ガットの3弦はどうしても太くなってしまうので、弦の振動も制限されてしまうのかもしれません。スチール弦では3弦をプレーンにしてしまうとあまりに太くなりすぎるのか、巻弦になっているのが普通ですから、ガット弦も3弦を巻弦にするのも不思議ではないのでしょう。

3弦は茶色っぽいガット弦を芯にして細い金属線が幅広に巻かれた巻弦になっていて、従来のガット限に比べると明らかにはっきりした音になっていると感じます。テンションはミディアムとされていますが,感覚的にはかなり強いテンションを感じます。その分,音ははっきりしていてボリュームもあります。コントロールし易く感じます。

型番620はハード,630はミディアム,640はライトテンションになっています。しばらくこのまま使ってみて次に640-3PMを試してみようと思います。

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